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2012/05/05

水とダイアモンド (5)生成

ダイアモンドは何処で出来るか?
地球の表面近くで出来たとするものも見つかっているが、
基本的には地下250~300km.付近でできる。

そこはマントルの上部で高温・高圧の条件下である。
その付近にはダイアモンドは沢山あると言う。
しかし地球の深部まで掘り下げていくことは出来ない。
ではどうして地表近くで産出されるのか?
それは火山による噴火で溶岩と一緒に噴出されたものの中から発見されるものと、溶岩ドームのように地表に露出しないで、
地下に溶岩が冷えて固まってしまったものを採掘して、
その中から発見するものが大部分なのです。

現代では採掘も機械化され鉱山として企業化されていますが、
ダイアモンドの発見当初は川床で僅かな金を見つけるような方法でした。
それは溶岩と一緒に噴出されたものを、当てもなくひたすら見つけ出すという行為です。
うずもれたダイヤが数億年の侵食作用で露出し、雨水と一緒に流れていき、
川底で見つかったり、海まで流れていき海岸で見つかったりと、
一攫千金を思わせるような方法でした。
そのような背景を考えると、私達のいのちの源である同じ炭素が地球深部で結晶しダイアモンドに変容し、地球の子供として溶岩道を産道として地表に生まれてきた。と考えるのは私の身勝手な想像なのだろうか?
ダイアモンドは宇宙の始まりを解く鍵を持つ、地下からの手紙なのです。