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2012/04/06

レオナルド・ダ・ヴィンチと話す (5)

あなたの中で水がどんどん進化して、とうとう大洪水にまで行き着きました。
地球の始まりと終り、生きものの生と死。宇宙の縮図として人間を看做し、
地球も生きものも全ては水によって崩壊すると想定してこの大洪水を描かれたのですか?

始まりも水・終りも水・・・だから水が根源的なものとするわけにはいきません。確かに我々現代人にとっての戒めと解することは出来ます。
20世紀後半~21世紀始めにかけてこの地球は大地・空気・水において障碍が表面上に現れ、いたるところで軋み始めています。チリ沖地震津波・スマトラ沖地震津波・東日本地震津波・アイスランドの火山噴火・インドネシアの火山噴火・フイリッピンの火山噴火・オゾン層の破壊など等があります。

昨年日本で起きた地震では津波によって人体に悪影響を及ぼす放射性セシウムまで大気中に撒き散らしてしまいました。
そのような観点から見るとあなたが描かれた大洪水のように、
全ての滅亡にまでつながることになります。しかし人類はそれらを防御し、
いのちを永遠に生かす為に存在しています。

水はあくまでもさらさらと美しく流れて、いのちを生かす働きをします。
そのように自然をありのままの状態に戻す事をこれからやらなければなりません。いままではややもすると地球を人間中心に利用してきました。
これからは自然中心の人類社会を創造していかなければなりません。
その事をあなたの作品を通して多くの人達に気付いてもらいたいと願っています。あなたの水の素描や水の手記の存在を知っている人はまだ少ないので、驚きをもって見てもらえるはずです。

※”ダヴィンチ 大洪水”で画像検索するとダヴィンチが描いた大洪水の素描画が出てくると思います。