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2011/12/26

パリで新たに気付いたこと・新しく考えたこと(1)

展覧会で私の作品が9枚横並びで掲示され、それを客観的に眺めれば、
宇宙の大いなる循環と、そこに横たわる静かな時の流れをイメージすることが出来る。
一つ一つの作品からは新鮮なエナジーが見る人に向って溢れるばかりに押し寄せてくる。その受け取り方は人それぞれだが大方の人が気持ちよい感覚に浸っていた。

ある中年のご婦人は感極まって涙を流していた。
フランス人の多くの人が「ポエティー」(詩的とでも言うのかな?)と言っていた。詳しく聞いて見ると何かしら訴えてくるものがあるが言葉として表現できない、らしい。
私が求めていた自由と静寂と荘厳さを大きなスケールで表現できないかとの欲求に沿って見て下さっていることが嬉しかった。
時の流れを俯瞰して見る視点をもてたら、一人一人に革命が起こるだろう。

写真:野崎悠