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2011/10/28

タオの水 (6)

タオの中に夷・奇・微の世界を表している。
これは人類が戴いている、感じることの大切さを教えているのですが、
見えないものを見ようとする力、聞こえない音を聞こうとする力、
何かを微妙に感じる力があります。

日本民族は先人達が残してくれた心のあり方をいまも受け継いでいます。
樹木や岩や川にしめ縄を渡して神の存在を感じる。
見えないけど居そうだと感じることの素晴らしさを大切にする行為です。

御神輿を担いで「わっしょい・わっしょい」掛け声をかけて神の存在を感じる。
その行いこそが人間が人間らしくある行為なのです。
見えているものは見えていないものによって支えられている事実に謙虚に向き合うことで、真実が見えてきます。
川の流れは見えますが、岸の流れや、水底の流れは見えていません。
しかしそれが大きな流れを支えているのです。
そこに真実があります。