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2011/07/22

水の国・日本

コメントをいただいた。何故「水」のことを書くのか?
何を伝えようとしているのか?とメールが届いた。
お答えします。

今、日本人に「日本はどんな国?」「日本人はどういう民族?」
と聞かれて日本を表現することができるのだろうかと疑問に思った。

昨年ブータンの国民の意識調査で93%の人達が
ブータンは幸せの国だと答えた。これは凄い、
国民が国の豊かさを実感している。
そんな素晴らしい国に行ってみたい。
このような意識を持てることが国力だと思う。

そこで思い起こすと、4~50年前の日本にもそのように胸を張れることがあった。それは世界一安全な国、水道から直接飲める水がある。
しかもタダでと、外国人から評価されていた。現状はどうだろう。

日本は今回三次災害にしろ生命を生かす水と空気を
放射能で汚染してしまった。
情けない、恥ずかしいという気持でいっぱいである。
その罪を償わなければならない、人類の先頭に立って、
水と空気をもうこれ以上汚さないようにしようと、
自戒を込めて日本からメッセージを発信したいと強く思う。

その前に日本人が「日本は水の国」なんだと再確認して、
ブータン国のように国民が意識することから始めなければならないと気が付いたからだ。

日本には「水の国・日本」を取り戻すための素晴らしい実績を先人達が残している。
世界に向って「水の国・日本」に来てください。
国民が水を家族の一員のように大事にしているところを見に来てくださいと、
胸を張って言い切れる日本を取り戻したい。

30年間水と会話してきた私だから出来ることを始めた。

Photo:Yu Nozaki